更新日記
こちらも時々書いてます。
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2003/04/30 |
新郎、新婦を殺す<ペンシルバニア州ミル・ホール市発4月27日>
フランク・ショウプ(34)は、ロリー・アン・スプランガー(35)と金曜日午後に結婚したが、披露宴の席で口論をはじめてしまった。言い争いは家に帰っても続き、その夜12時30分ごろ、ショウプは新婦ロリー・アンを射殺、直後に自分の頭を撃って自殺した。両者とも即死であった。
二人は、ショウプの10数年におよんだ結婚生活が破綻した直後から付き合い始め、その期間はまだ5週間であったと、友人や近隣の人々は証言している。スプランガーには二人の子供がいたが、事件当時は親戚の元に預けられていたという。
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「来た、見た、勝った」というのがあったけれど、「会った、結ばれた、殺した」という応用版。ラテン語にしてひけらかそうと思ったけれど、出来まへんでした。それにしても、シンロウとシンプというのは、音だけではどちらがどちらなのか、いまだに自信を持って言い切れないので、結婚式なんかに呼ばれるとまごつきますな。
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2003/04/29 |
カナダのトロント・スター紙と、イギリスのサンデー・テレグラフ紙がほとんど同時に、「アルカイダとフセイン政権とのつながりを示す文書」を発見したと報じている。しかも両紙とも、米軍の発表を報じているのではなく、「自社の記者が発見した」と主張しているのである。発見した場所はおなじで、もとイラク諜報機関の本部があったところとされている。
スター紙の方は発見した記者の名前と、同行していた通訳の名前まで書いてあるが、テレグラフ紙の記者が一緒だったとは書いていない。後から報じたテレグラフ紙はやたらに文書の体裁に関して詳しく書かれているが、文書の発見場所の記述とか、内容については類似表現がみられ、どうもソースは同じであるように思える。
米軍が発見した、ということになると捏造を疑われるので、こういう風に民間人が見つけた話にするつもりが、ついうっかり複数の報道機関に漏らしてしまったということなのですかなぁ。続報が乏しいのも、その辺の不手際でどっと信頼度が落ちたせいか。
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2003/04/28 |
今度は転任する同僚のための歓送会。こういう公的な立場の宴会というものは負担になるだけで、まるっきり楽しくない。ほとんど何か口実をつくって出ないのだけれど、あんまり不義理がつづくとまずいので、比較的インフォーマルなものを選んで、年に二回ほどは出ることにしている。
要は酔っ払って本音を言ってしまうと実にまずいことになる、というだけ。若いころなら若気の至りのですむような発言も、いいオッサンがやるといかんのですねぇ。若いころと考え方が全然変わってない、というのも大きいか。まじめな話にならないように、必死になって馬鹿話を続けるというのは、ホント疲れるんだから。
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2003/04/27 |
数少ない首都圏在住の親戚の法事につきあわされ、疲労困憊。こういう世間的な付き合いというのが私はまったくダメ。こんなのが年に数回以上あるような生活すれば、まず短期間でうつ病系疾患を発病するのは間違いない。
というわけで、書くこと考えるのも面倒なので、今日来たスパムの紹介を。トイレットペーパーの芯としてつかうICレコーダー。ペーパーを使うたびにメッセージが流れるのだそうである。サウンドライブラリもあるけれど、それは勝手に自分で録音しろ、ということのよう。
用便のたびに、"Go ahead, Make my Day."と言われて楽しいのだろうか?アメリカ人のジョーク感覚はよくわからん。
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2003/04/26 |
医療従事者向け通販サイトにあったTシャツの文句。「私が看護婦になった10の理由」
(10)白い靴下をはくのが好きなの。
(9)偉そうな医者をからかうのが好き。
(8)この仕事は脳手術より面白い。
(7)ただでゴム手袋が手に入る。
(6)仕事着だと、ずっとかっこよく見える。
(5)世界にはこれ以上弁護士はいらないでしょう。
(4)自動販売機の食べ物が本当に好きなの。
(3)誰かが研修医どもをしつけてやらないといけないからね。
(2)友達と休日を過ごせるから……、職場でね。
(1)こう言うのが大好き。「全然痛くないからね」
こんな洒落たことをいう看護婦さんと一緒に仕事してみたいものです。個人的には(7)の理由が気に入った。
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2003/04/25 |
こちらからの受売り。
日本で報道されたかどうか覚えがないのだが、今年のマスターズ戦まっさなかのオーガスタゴルフクラブで、4月12日、ゴルフとは直接関係ない熱い戦いが繰り広げられたらしい。女性団体全国協議会の議長である、マーサ・バークという人が、数人の支持者とともにオーガスタゴルフクラブに現れ、そこがいまだに堅持している女性立ち入りを認めない運営方針に対して抗議活動を行ったそうだ。
マーサの抗議は、イラク戦に関心が向いていることもあって同調者があまり得られず、100名以上の警官隊による過剰なまでの警備によってけちらされ、逮捕者一名を出して終った。問題はその逮捕者の名前であった。抗議活動を取材していた"The Post and Courier "のジェームズ・スコット記者はこの逮捕者の名前を、他の抗議メンバーから聞いたとおりに、"Heywood Jablome "と報じたのである。
我々が読んでもちょっと変わった苗字だなと思う程度なのだが、英語圏の人には、これはセックスジョークだというのが丸わかりなのだそうだ。私はさっぱりわからず、Googleで検索して、正しくは"Heywood Jablowme"だといわれ、やっとわかったという勘の鈍さ。日本語なら、「吉田松陰芯なめる」のレベルなのである(あんまりいい例思いつかない)。あえて書くこともないけれど、"Hey, would'ya blow me"なんでしょうね。英語圏ではかなりポピュラーなふざけ名前らしい。
その名前を正直に受取って記事(現在は名前を削除してone manと書き換えられている)にしたジェームズ・スコット記者は、これで全国的に有名になり、一週間後、反省記事を書くにいたった。それはこんな言葉で締めくくられている。
「アンディ・ウォーホールはかってこう言った。『誰でも15分間だけなら有名人になれる』。私の場合はこれだった。そして、その時が消え去っていくことも知っている」
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2003/04/24 |
せっかくFOMAについているのだから、カメラ機能だけでも習熟しようと、仕事もいい加減にしてマニュアル首っ引きの一日。職場で使っているノートパソコンに赤外線ポートがついているのを思い出し、そちら経由で画像ファイルを取り込めばパケット料がかからないとほくそえむ。
さて、なんだかんだと試行錯誤の末、かなり奇怪な手順で取り込んだ画像ファイルだが、聞いたこともない.vntという拡張子がついていて、単純に.jpgに書き換えただけでは画像ソフトで読み込めない。マニュアルはもちろん、ドコモのサイトにも、端末メーカーのサイトにも、それに関する記載がないのである。
仕方なくグーグル。どうもそれはvNOTEという携帯電話の赤外線インターフェース特有のファイル形式らしい。不思議なのはそれに関する記述が、アマチュアというか、好事家のサイトにしかなく、少なくとも携帯電話を取り扱う日本企業はまったくそれにほっかむりしている様子なのである。幸い、jpeg変換用のフリーソフトを見つけたので何とかなったが、それにしても動画ファイルはそれだけはだめで、手作業で拡張子を書き換える必要がある。
これはいくらなんでも直接ドコモに聞いてみるべきだと電話する。はじめ出てきたサポート担当の女性は、FOMAとPC間を赤外線でつなぐということが何のことかわからないらしく、ひとしきりトンチンカンな受け答えの末、技術担当の男性につないでくれる。0120のサポートでなかったら、このあたりで切れていたところである。
この技術担当氏は、マニュアルにはFOMAからPCに赤外線ポートでファイル転送ということが書いてあるにせよ、それだけでは読み出せないと認める。実際に使うのには、フリーソフトでやってくれという。ドコモがそれを提供する計画はなく、その必要も感じていないというのだ。奥歯にものの挟まったようなことを言い続けるので、「要はパケット代も取れないような仕組みをサポートする気はないということですか?」と尋ねると黙ってしまう。
アホらしくなってこれ以上の追求はやめ。末端社員に文句言っても始まらない。パケット代云々というより、携帯電話を使って妙な盗撮なんかやられて、それをネットにばら撒かれても困るという思惑があるのかもしれないと思ったりする。メール経由でファイルが動けば、何らかの形で捕捉できると思っているのかも知れんなぁと。でも、別売のUSBコードなら、いくらでも直接のやり取りできてしまうんだけど。これは何がしかの金が取れるからいいということなのか?
いずれにせよ奇妙な話である。何か一般ユーザーには計り知れないような、特別事情が隠されているのかもしれない。どなたか真相を知っておられる方がいたら、ぜひ教えていただきたいものだ。
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2003/04/23 |
気の迷いで機種変更申し込みしてしまったFOMAが届けられる。今までは一応プライベートタイムでも、職場からの連絡を受ける姿勢がないわけではない、というポーズを示すために、わざわざ使用可能域の狭いシティフォンにしていたぐらいなので、ちょっと体の位置を変えるだけで接続が不安定になるFOMAの現状ぐらいなんでもないのだが、なによりその操作習得の困難性にほとほとあきれ果ててしまう。
マニュアルだけで三分冊、A5版で4センチ近い厚みがある。私はこういう個別機器を使い込むというのが、やたらに苦手なのだ。PCなんかだと、一般的な約束事という感じなのでそこそこ直感的に使えるが、それでもたとえばメーカー品のPCに組み込んであるようなハード的なオカズ機能というのはまず使えない。汎用パーツを無理やり組み込んで使うのは大好きなのに。まして、携帯電話なんぞというのは、電話をかけるという機能以外、すべてオカズみたいなものなので、覚える気にもならんのである。
それではFOMAみたいに、無駄な機能だけに心血を注いだようなものをなんで買ったのか、といわれても自分でもわからん。セールスの人が優秀だったというしかありまへん。IP電話になっていく、というような話でついフラフラとその気になってしまったわけ。オカズ機能の最たるものとして、CCDカメラが二つもついていて、ムービーまで取れるのだが、保存するにはパケット代を払って転送することになるんでしょうな。
なになに、赤外線ポートが使える?でも、PCの側にそれがついてないしな。ははん、USBコードが別売ね、結局金がいるわけか。あ、これ買うならこの前の安物デジカメなんか、全然いらなんだわけですな。またもや人生行き当たりばったり。
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2003/04/22 |
「数学教師、本に埋もれて三日間動けず」(ソースはこちら)
クロアチアの数学教師が、崩れてきた本に埋もれ、警察に救助されるまで三日間閉じ込められていた。警察は60歳のこの教師(名前はDKとだけ報じられている)の入院している妻からの知らせで発見した。ベッドの上にある本棚から崩れた本が、寝ている男の上に折り重なり身動きできなくなったと見られる。男はその場で手当てされ、入院するにはいたらなかった。
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地味なニュースではあるのだけれど、こういう事故はかなりしょっちゅう起こっているのではないかと思う。実際、ある程度まとまった本に囲まれている人間なら、命にかかわるような思いをしたことが一度や二度は必ずあるはずだ。こういう記事を目にして、なんでいままで見たことがないのか、むしろ不思議に感じたほど。ちょっと面白ニュースとして、のんきに読むには深刻味ありすぎ。
紀田順一郎さんの小説にも、最後は本棚が崩れて犯人だったかが圧死するような事件があったような。私なんかは、本という存在にはあんまりこだわらないほうなので、どんな本でもデーター化してくれる商売があれば、絶対利用すると思うんですがね。まあ、コストの問題といえばそれまで。
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2003/04/21 |
依頼されている書き物仕事はさっぱり進まず、何とかそれを忘れようとして、余計なことばかりに手を出すがそれもさっぱりダメ。数日前からこころみている、OSXのアプリからGhostscript経由でWindows共有プリンタへの印刷、というのを実現しようとするのだが、どうにもうまくいかない。
SAMBAを経由させるのと、WinマシンをLPDサーバとして使うという二つの方法があるらしいのだが、両方ともダメ。どうせつまらないところで単純な間違いをしているのだろうけれど、基本的な知識に欠ける悲しさ、解説サイトの言うとおりにしてうまくいかなければそこまでで、何が問題なのかがわからないのが面白くない。
そういう解説サイトのほうも、ソースの出所はそう多くないらしく、検索して出てくるサイトの説明が別のところでも全部おんなじコピペだったりするので、別の視点からそれ以上の追求をするということが出来ないのである。アップルのサイトでは、何とか社のプリントサーバを買え、なんてことが書いてあるだけ。ほとんどの人はWinマシンと一緒に使うのだから、プリンタ共有のノウハウ提供なんて、販売対策にもなると思うのだけれどね。
何度も同じエラーばかりやっていて、頭が痛くなってきたので今日はここまで。約束の方は、まあ、よろしいではないですか。
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2003/04/20 |
終日脈拍が三三七拍子で、害はそうないと言うのは判っていながら気分がすぐれず、何もせずブラブラとすごす。他人には気にするなと平気で言うのに、自分の場合はそうはいかぬというダブルスタンダードの極である。
例の原稿仕事をサボるいい口実、ってのが大きいのかも。なんであれ、あと2週間のうちには済まさねばいかんのだけど。
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2003/04/19 |
こちら経由の情報。
バグダッド陥落直後の4月10日、米国ヤフーニュースのエンターテインメント欄に、次のようなニュースが掲載されている。
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サダムがポルノ映画に出演していた!
−クウェート・シティ発− イラクの独裁者、サダム・フセインがパンツを下ろしているところを捉えられた、文字どおり。68年に作られたポルノ映画が発見され、そこにはあのもったいぶった独裁者が、大胆なホモセクシャル演技を見せていたのである。
以下要約すると、サダム・フセインにはゲイの趣味があり、学生時代、ホモセクシャルポルノ85編に出演していた。そうした噂をフセインは強権で抑えつけていたが、今回、クウェート当局が動かぬ証拠を見つけたというもの。今回公表されたものは、86分の劇映画で、無実の罪で投獄された農夫(これを若き日のフセインが演じている)が、刑務所内でホモセクシャルの洗礼を受ける話だとのこと。
解説者は言う。「この映画でのサダムの演技は素晴らしい。彼が枕に顔をうずめて泣くシーンなど迫真のもので、安作りのエロ映画を見ているのを忘れるほどだ」
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水に落ちた犬は叩け、とはいうものの、少々下品さが過ぎるのではないかと思えば、この記事の出所はかのWeekly World News なんですな。ヤフーはそのあたりのこと(本当のことは絶対に書かない新聞だということ)ちゃんと示しておかないと、ちょっとまずいのではないかと思わないでもない。そんなことは常識なのかな。
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2003/04/18 |
まだ公式にはアナウンスされていないが、NTTドコモは、将来的にFOMAをIP電話として一本化する計画なんだそうである。IPv6プロトコールを使い、現在先行して街角やマクドナルドなどに設置しているホットスポット経由で通話を可能にするのだという。
同時に、企業の内線電話としても使えるように事業展開し、分散型の接続ポイントを広げる一石二鳥の目論見なのだとか。ボコボコ中継タワー建て続けるのは確かに限界あるものね。どこかに無理があるような気がしないでもないが、一つの方向性ではあるだろう。
などというような話をドコモのセールス担当から聞かされ、気がついたら私のほとんど使わない携帯を、FOMAへ機種変換する約束をさせられていた。iモードはもちろん、携帯メールすら使ったことがないのに。
なんだか、インチキセールスマンにクーラーを売りつけられたイヌイットになった気分である。
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2003/04/17 |
なんか個人サイトのあちこちで、「ウクレレ」がテーマになっているような気がする。単なる偶然か、何かのトレンドか、牧伸二ぐらいしか連想しない私には、その真意は測りがたい。シュークリームにチョコをかけたお菓子の名前を覚えるときの、格好の中間言語にはなりましたけどねぇ。エクレアが今もスムーズに出てくるのは、ウクレレのおかげである。
そういえば、ウクレレ誕生の秘話ってのがあったなと。誰もが知ってる話だったら御免なさい。
19世紀末、南太平洋のある小島のこと。そこには仲睦まじいので知られたギターの若夫婦がいた。ある日、その島にヨーロッパからの船が寄港する。その船のバイオリン船長が、夜の浜辺で切ない調べを奏でるのを聞き、思わず聞きほれるギターの妻。あまりの感動に、思わずバイオリン船長と一線を越えてしまう。
その夜から10ヶ月目、ギターの若妻は玉のような赤ん坊を産む。ギターの夫はその子の弦が4本しかないのをみて、妻の裏切りを知る。たった一度の過ちによって破綻する夫婦。夫はその後、日がな酒びたりで寝てばかり、むせび泣くような音色専門のスチールギターになってしまう。そして赤ん坊も、時がたてども大きく育たず、簡単な和音を口ずさむばかりの遅滞児に。
南の小島につたわる、ウクレレの出自をめぐる悲しい物語である。
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2003/04/16 |
サッカー日韓戦。どうも日本選手のシャニムな頑張りのあとにふと訪れる、集中力低下の波が気になってならない。勝ったからいいようなもの、で済ましてはいけないような民族的本質がそこにあるような。しかし、あの大攻勢の結果、負けてしまった韓国チームはダメージ大きいだろうな、とちょっと同情。
まるで関係ないが、/.jp経由で知った東工大のこのサイト。「しなやかで力強く-ネコの走りをロボットで再現-」と言うんだが、リオデジャネイロのカーニバルに飛び入り参加した、中華獅子舞の動きだとしか見えんのだけれど。(QuickTimeの妙に大きいファイルなので注意)
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2003/04/15 |
居間で完全にオーディオ機器化しているiMacであるが(洋画劇場のデータ取得にも結構役立ってはいるが)、より有効利用するために、何とかiMacで作った書類の印刷を可能にしたいと思うのだけれど、これがなかなか難しい。なにせ、私の使っているような古いプリンタでは、直接接続すら出来ない。SAMBA接続でWinのほうにつないでいるプリンタから印刷するという技が可能らしいので、妙なファイルやらユーティリティをダウンロードしまくり、何とか使えそうな感触も出てきたのだが、最後の設定で挫折。
Winマシンの方をプリントサーバにする方法と、Ghostscriptなるものを介して共有させる方法があるらしいのだが(それら二つがどう違うのか、というのはよく知らない)、UNIX系の解説によくある、肝腎のことは回避して書いてあるような説明しか目に付かず、結局エラーばっかりでうまくいかない。使いこなしたければ、最低限の知識ぐらい得てからトライしろよな、という態度がUNIX系のエキスパートにはやたらに目立つような気がするのはヒガミかな。
コンピュータなんて、具体的な動作原理なんか知らなくても使えるからこそ、便利な道具ではないのかな。設定のためにhttp://localhostの何とかポートのCUPSを開け、なんて書いてあっても、ふつうの使い方ではWebサーバからして起動させてないだろうに。まずそちらの方の説明が欲しいのだけれど、そんな素人の疑問はどうも無視されるべきものらしい。
なにより一番不思議なのが、Winマシンの共有プリンタから印刷したいという、かなり多くのOSXユーザが当然考える利用方法について、マニュアルを読もうがアップルのサイトを必死に見ようが、公式的にはなんら触れられていないということ。OSXの有効利用というのは、UNIXに慣れたエキスパートに許されるだけで、普通の素人ユーザが求めてはいけないものらしい。 まあ、読書百辺、意おのずから通ずともいうので、あちこちのサイトをじっくり読ましてもらって対応を考えますけれど。
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2003/04/14 |
年度替りでバイトの供給が途切れがちになる上に、意味なく学会シーズンでもあるらしく、代役せねばならぬため、やたらに拘束時間が増えていけない。といって忙しいかといわれると、本当に忙しいのとは違うと思うのだ。この仕事について幾星霜、プライベートの時間にまで仕事が入ってきた経験などまずないし、拘束時間が増えればその分、自分の時間を確保するようにするので、他人が見ればいつもぼんやりとしているようにしか見えないだろう。本当にぼんやりしているだけなのだけれど。
知り合いの中にはいつも忙しそうな人間がいて、たまに飲み会なんかを約束していても、顔を見せたかと思えばすぐに呼び出されて消えてしまい、一緒に飲んだことなど数えるほどしかない奴もいる。外科系だから仕方がないのかと思っていると、こっちにあんまりやる気がないゴルフなんかでは呼び出されたりは絶対せず、どうも気の進まない集まりを回避するために無意識的もしくは意識的に仕事をやり残しているだけなのでは、と思えたりする。
年を喰ってくると結局そういう忙し系の連中とは付き合わなくなるものだ。せこいレベルでVIPであるのを誇示する、いいツマにされているだけのような気がしてくる。出来ることと出来ないことの見分けぐらいちゃんとつけて、最低限の時間管理するのはいい歳こいた社会人の基本だとおもうのだが、あまり非難されるのを見たことはない。忙しい人間リスペクトというのが、この不景気デフォルトの世の中にあってもまだ生き残っているらしいのが、ネコを抱いて終日ぼんやりしている時が一番幸せな私などには不思議でならない。
といいつつ、ホントなーんもすることがない、という状況では実際何も出来ないものだ。そこそこいろんな用件がたまっていて、あれも片付けねばこれもやらねば、という時でもないと生産的なことはやれないような気がする。というわけで、締め切り効果の魔術的機能だけに依拠してきた半生であったなぁと、某書き物仕事を抱え込んでいながら、ぽっと出来た暇な時間、ずっとフリーセルなんかで時間つぶししてしまった自分を思いっきり擁護してしまうのであった。
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2003/04/13 |
スポーツクラブにおいてあった、トーキョーなんとかというフリーペーパーに、TVキャスターの木村太郎がコラムを書いていて、その内容が笑止千万。米英軍のイラク侵攻に悲観的結末を予想していた専門家は、ほぼ米国の作戦通りの結果にたいして、自己批判をすべきだというのだ。多くのマスコミが、独仏の侵攻反対のちょうちん持ちをしておいて、両国が米英支持に回ったことについては知らぬ振りをするのもおかしいといいたい放題。
侵攻がはじまれば米英軍のボロ勝ちになることなんか誰だってわかっていたし、無駄な死人を出すよりは圧倒的な戦力の差を背景にした外交交渉を重ねるべきだというのが、独仏をはじめとする慎重派の主張であって、何が何でも戦争だけは許さないというような古典的左派の主張をしていたのではないことは明らかだと思うのだけれど。
最近、旧社共に代表されるような性善説的平和路線をコケにするのがはやっているようだが、いろんな批判的立場をすべて古典的平和ボケからきたようにまとめておいて難癖をつけるというのは、自分の乏しい理解力に合わせて世界をとらえる木村太郎らしいやり口である。いままで散々PCやネットについての見当はずれ意見で恥をかいたので、日夜2ちゃんねるでも閲覧して知識を得ようとした結果、あのような厨房コメントになったのかなとかんぐるのだが違うかな。
それに、短期的戦闘はたしかに米英のボロ勝ちなのだが、声高に米英を非難する声が聞かれないというだけで、世界の視線はより冷ややかになっているのである。ましてやアラブ圏では、独裁者の退場を一応歓迎はしているものの、独裁者に対する懸念とほぼ同質の感情が米国に向けられているのは間違いないと思う。勝ち馬に乗るのは世の常とはいえ、それで全てわだかまりが消えてしまうほど、人間は単純には作られていない。人類皆が木村太郎程度のスカスカ頭の持ち主なら、物事すべてうまくいくんでしょうけどね。
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2003/04/12 |
TVでサッカーの試合をみていたはずなのに、ふと気がつけばフトンの中で朝を迎えている。しかも9時過ぎ。スポーツクラブでちょっと追い込みすぎたうえに、帰ってくるなりビールグビグビがいけなんだなぁ。最近、めっきり酒に弱くなっているので、こんな風に記憶が飛んでしまっていても、むしろ身体のほうにはダメージが残らないのは有難いといえば有難い。
とは言え、ある事情で文章書き仕事を多量に抱え込んでいるので、こんな風に一晩パーにしてしまったのは非常に痛い。しかし寝ぼけ状態ではあせっても仕方ない。ここは新日曜美術館でもみて、ゆっくり頭を覚醒させようとTVをつけるが、なんと目当てのチャンネルではアニメをやっているのである。
なんということだ、NHK教育は教養番組を放棄して朝からアニメを放映するようになったのかとしばし愕然。憤然たる思いでリモコンを操作していて、NHK教育は12チャンネルではなくて3チャンネルなのだというのにやっと気づく。人生の3分の2は、教育TVは12チャンネル、というのが基本ですごしてきたからね。これがひどくなると自分の家にいるのに、昔すんでいた家に帰るといって夜中に徘徊したりすることになるんだろうな。ちょっと危機感がつのる寝ぼけの朝である。
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2003/04/11 |
先日留守番日記のほうにかいた、「暁の七人」という映画の主人公を演じた俳優、ティモシー・ボトムズに興味を引かれたので、いろいろ調べていたら、この人が最近ブッシュ大統領のそっくりさん俳優として活躍していることを知った。特に、2001年の4月から5月にかけて、8回連続でTV放映された"That's My Bush"という喜劇はなかなかの評判だったようで、それについての解説サイトやらファンサイトが、いまだに沢山ネット上に残っているのである。
今日、留守番のほうに、第一話の脚本の部分訳とあらすじをアップしておいたが、ほかの話もなかなか面白い。脚本は「サウス・パーク」のトレイ・パーカーとマット・ストーンのコンビ。現実の大統領をここまでネタにしてしまうというのは、ある意味頭が下がるといってもいい徹底振りである。日本でも、三谷幸喜か誰かが、首相を主人公にした喜劇を書いていたように思うけれど、ビビリが傍目にもよくわかるような、腰が入らぬ情けないつくりだったような覚えがある。
このシリーズは荒唐無稽ともいえるけれど、それぞれのストーリーは、何がしか実際のブッシュ政権の政策や、現実的な出来事を背景にしているのである。9・11の前には、ブッシュ政権に対する実際の見方というのも、このドラマに近いものがあったのではないかと思ったりする。大騒ぎの後、夫人との寝室シーンになって、なんとなく「家族の再生」というようなところに落ち着いてしまうところまでが、政権へのおちょくりになっているというのが、私が一番気に入っているところ。
留守番の方に書くことなくて困っていたので、当分あらすじアップを続けようかな。CATVあたりで放送してくれないかしら。DVDでもいいけれど。
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2003/04/10 |
えらく長い会議につき合わされ、帰り着いたらもう午後10時過ぎである。私の場合、帰宅が遅いというのは午後6時半を過ぎることを言うので、こういうのは例外中の例外。全く慣れていないから完全に疲労困憊である。ちょっと長引きそうな雰囲気はあったので、ほととんど瞑想状態でやり過ごし、時に本物のうたた寝をまじえるという対抗手段をとったのが、かえって疲れを増したようだ。
こういうときは何を見ても気に触る。ニュース番組でレポーターが気を持たせるようなことを言って、あいだにCMを入れたりするだけで頭に血が上ってくる。しかもさらにしつこく、明らかに誰だかわかる人間と話している映像を流し、しかもその人物の顔にぼかしをいれて、さてそのなぞの人物とはと、CMにつないだりする。
頭の軽そうなタレントとか、元スポーツ選手がキャスターをやっているような色物系ニュースは押しなべてこういう作りで、最近では普通のニュースまでそんな構成になっていたりする。TV関係者というのは、視聴者はみんなワクワクしながら自分たちの配信している映像に釘付けになっているにちがいない、と信じているのだろうな。そのワクワクを抑えられずCMに見入ってくれて、そして結論を今か今かと待ち続けているのだと。そういうのはつまらん健康情報番組ぐらいにしておいてくれ。
素人じゃないんだから、もちょっと客観情報の提供ということに徹する姿勢に切り替えてくれよと心から思う。逆に一部のバラエティで、ほとんど構成も何もなく、だらだらとトークを垂れ流すような番組が増えているのは、おそらくその辺を意識しているのではないかと思っている。まあ、いやなら見なければいいわけで、タダのものに文句をいう筋合いはないのだが。
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2003/04/09 |
英国の高名な医学雑誌、ランセットからのメールが届く。香港、中国を中心に猛威を振るう重症急性呼吸器症候群(SARS)についての新情報をウェブにアップしたので至急アクセスされたしとのこと。ところがURLをクリックしても、IDとパスワードを入力せよとの非情な画面が出てくるだけ。
ランセットの場合、オンライン版は一応有料なのだが、無料で読める記事もある。しかしそのためにはID登録しておかねばならない。メールでお知らせが来るということは、私も登録しているのだろうが、多分酔っ払ったときの思いつきでやったらしく、IDもパスワードも覚えてはいないのである。
登録といったって、メールアドレスを知らせるぐらいで、あとはせいぜいどんな医療資格を持っているのかと自己申告するだけなのだ。そんなもの、BMJみたいにオープンにしておいてくれたらいいのにと思うのだが、このやり方をとる専門雑誌や学術団体の方が多数派である。
IDやパスワードを数多く覚えられず、ついつい全部一緒にしてしまうというセキュリティ感覚のない人間なので、時々独創的なやり方でIDやパスワードを考えるのだが、そのあまりの独創性のゆえにまず翌日には忘れてしまうのである。このおかげでアクセス不能になっているサイトは十指に余る。そういうところはたいがいえらくデータ管理が厳重で、再登録しようとしたら、「その個人データはすでに登録されています」とはねられたりするし。
世の中を騒がせている感染症に対して、専門外とはいえ何も知らんのでは情けなく、どんなめぐりでそういう患者さんと出くわすかもしれないので、厚労省のサイトとかをざっと回ってみるが、一般的常識から容易に推測できることと、新聞に書いてある情報以上の物は見つからない。アリバイ作りには必死な様子だけがひしひしと伝わるのが、いかにも厚労省的。この国で患者が出たって、誰も厚労省サンなんか責めませんよ。何するのかわからん検疫(権益のほうが適当か)団体作って天下りされるのが関の山だと、みんなちゃんと判ってますから。
本日のところは記事が読めなかったのは気になるが、ランセットだけがマル秘情報を独占しているわけもなし、と割り切り、高熱、呼吸困難といった人の診療を手伝おうなどという親切心を決して出さないという、根本的対応に終始することを決意するに至る。
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2003/04/08 |
またもや届いたナイジェリアン・スキャム・メール。
今度も私の個人アドレス宛で、ちゃんと「親愛なる**(ここは私の苗字が入る)」ではじまるもの。ただし、内容はこの前の「あんたと同じ名前の同国人が事故で死んだが、預金が宙ぶらりんになっている。いったん相続者として名乗り出てくれ」という、結構作りこんであるストーリー以前のおざなりさで、とても引っかかるには力不足。
発信者は、ナイジェリアの前国防省長官の息子を称していて、父親の預金が政府に封鎖されているが、気づかれていない250万米ドルの預金がまだ残っているので、それを移動させる手伝いをしてくれという内容。
そのメールのヘッダーを見ていると、はじめ私の苗字を含んだヤフーのアドレスに発信すると、後は自動的にヤフーの方でその文字列を含むアドレスを発見してくれて、適当に配信したように見える。メールの配信システムのことなんか全然知らないので、この想像は多分間違っているのだが、なんか実に心配になってしまうのである。
知識豊富な方のために、ヘッダを公開すればいいようなものだが、こっちの情報までダダ漏れになるのでちょっと控えさせていただく。もし解析をしてみたいという方がおられたら、情報提供するので申し入れの程を。
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2003/04/07 |
「人間は犬に吠え返してもいい」という判決下る。--オハイオ州、アテネ発 (3月31日)--
警察犬に吠え返した男は、表現の自由を行使しただけだという判決が上訴審で下る。
オハイオ上訴審は、2001年9月に警察犬に吠え付いた男に対する訴えを却下した。ジェレミー・ジルクリスト(21)は、通りを友人と歩いていたとき、パトカーの中にいる警察犬に吠えかけられた。弁護士によると、ジェレミーがそれに吠え返したのは単なる冗談だった。
「警察犬が吠えかけたという単なる事実は、勝手なパフォーマンスを正当化する理由にはならない」、検察官は控訴文にそう記している。州法には警察犬や警察馬をいじめたり、からかってはならないと定められており、ジェレミーの吠え返しは犬を煽る危険な行為であったとする。
しかし、昨年6月の一審は、表現の自由の権利を侵害しているとして起訴を却下し、今回、上訴審もそれを追認した。一審の裁判官は、被告はパトカーから100m近く離れていたので、犬に対しても、公共の安全に対しても何の危害をも加えていないとした。
検察官は控訴文の中で、離れていようが嘲ったことにはなると反論していた。検察が再度の控訴を行うかどうかはまだ決定していない。
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9・11テロを背景にして、治安体制の確立ってことで、警察当局による過敏な反応が見られるという深刻なニュースなのか、単なるバカニュースなのか、判断しがたいところ。
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2003/04/06 |
「ハリウッドはユダヤ人によって運営され、ユダヤ人によって所有されている。連中は民族ってのがどんな風に(映画で)描かれているか、もっと敏感になるべきなんだ。(映画には)小汚い黒ん坊はでてくるし、チャンコロは出てくる、切れ目で不気味なジャップも、ずるいフィリピン野郎も出てくる。そんなのは何でも出てくるのに、ユダ公てのは出てこないんだな。連中は人がどこに線引きをするか、完璧に知ってるってわけだ」
7年前の今日、CNNの「ラリー・キング・ライブ」に出演したマーロン・ブランドは、そんな風に差別用語丸出しで語りだし、ホストと視聴者をあわてさせたという。ブランドの真意は、すべての民族差別に反対する立場から、ハリウッド映画のステレオタイプな他民族描写を批判するつもりだったらしいのだけれど、人々の興味はその露骨な差別用語と「ハリウッドはユダヤ人に支配されているのか?」というところだけに集中した。
彼の発言の最初の部分、"Hollywood is run by Jews; it is owned by Jews"を引用符つきでGoogle検索すると60件が引っかかる。もっとも検索で一番上に来る、ブランド発言を批判的に解説するeonlineの記事(これはちょっとクドイぐらいに、ハリウッドはもっとも成功した多民族混合産業だということを論証するもの)が、そのまま転載されているところも多いけれども。
いずれにせよ、マーロン・ブランドはこの発言で、いくつかの人権団体(もちろんもっぱらユダヤ系)から抗議をくらい、嘘つきとののしられ、謝罪を余儀なくされたらしい。しかし、彼が批判しようとしたといわれる、ハリウッド映画の他民族描写のステレオタイプってのは、具体的にはどんなのを指すんだろうか。私には「ピンクパンサー」のケイトーぐらいしか思い浮かばん。しかもとっても気に入ってたりするし。
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2003/04/05 |
昨夜は当直で、例によってそれほど忙しくもないのに、サイトの更新の方で疲れ果てて早いうちから寝ていたのだけれど、どうも一晩中妙な調子だった。当直室に寝ている、というそのまんまの夢を見続けるのである。しかも寝ている自分自身を無理やり起き上がらせて、ぶつぶつと文句を言い続ける黒子みたいな連中が回りに入れ代わり立ち代わりあらわれるのだ。
「これこれ、そこのあんた、寝ている場合じゃないでしょうが。わたしゃね、ここでホントひどい目にあったんだから。文句の一つも言いたいんだけどね、誰も聞いてくれないんだな。あんたには少なくとも聞こえはするでしょ」
「この人はあんまり事情も知らないんだから、そう責めてみてもねえ」
「そういう甘い事言ってるからダメなんですよ。関係者には違いないんだから。他にも言うことがある人いっぱいいるんですよ」
「私だってね、そりゃ言いたいことはありますよ。でもたまたま関係者がそこにいるからって、恨み言いうのもどんなもんでしょうか」
あれれれ、何で自分はベットの上に無理に座らされて、吊るし上げみたいなことされているんだろうと思うが、気がつけばちゃんと普通に寝ているのである。ほとんど同じパターンで数回に及ぶ途中覚醒。なんだか寝た気もせず朝6時には完全に目が覚めてしまい、身づくろいしていると病棟から電話。老人患者のA氏が急変したと。
DNR(DO NOT RESUSCITATE)(救命処置に及ばず)の指示が出ている人だったので、死亡だけ確認して書類書きしていると、別の看護者が血相変えて詰め所に飛び込んでくる。比較的若年のB氏が急変したと。こちらもいつ急変してもおかしくない状態を抱えつつ、一応昨日までは元気にしていた人なので、思わず救命処置をしそうになったが、ぐっとこらえてそのまま見送ることに。本人から、一時的な延命だけはしてくれるなと念を押されていたのだった。
オカルト志向だけは厳しく自分に禁じているのだけれど、昨夜の夢に出てきた連中、この人たちを迎えに来ていたのかな、なんて考えてしまったのでありました。医療ミスで寿命を縮められたという恨み言でなく、無意味な延命で医療費詐取のカモにされたというクレームに違いないと思うのは、医療供給側の傲慢と言われるかも。
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2003/04/04 |
先月の日記から適当に記載をつぎはぎして「都市伝説」「雑感」「本」のほうに移す。たいした作業でもないのに、それだけで疲労困憊である。ここにもせめて2行はなにか感想でも書こうと思うのに、何にも思いつきません。たとえ切り貼りであっても、一定時間内に文章をでっち上げる量というのは、生得的に決まっているのかもしれん。などと、無意味なことを書いておけば、1600x1200のディスプレイでも2行はいくだろうと安堵して寝ることに。
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2003/04/03 |
映画「007ゴールドフィンガー」を見たことがある人なら、女性が全身に金粉を塗られて殺されるというシーンがあるのを知っておられるだろう。ゴールドフィンガーが、ボンドの手助けをした女性を殺し、ボンドに宣戦布告するのである。(こちらにボンドが死体を発見するシーンのrmファイルが、またこちらにはボンドが上司に「皮膚呼吸を妨げられて死んだ」と報告するシーンのファイルがある)
子供の頃この映画を見て、全裸の女性死体という衝撃の方にばかり気をとられ、全身の皮膚を異物で覆うと皮膚呼吸が妨げられて死にいたるという「事実」は、えらくすんなり受け入れてしまったような記憶がある。これは人間は皮膚でも呼吸しており、しかもそれは阻害されると窒息死に至るほど重要な役割を果たしているという信念が一般化していて、かのゴールドフィンガーのエピソードもそれを前提に作られていたからに相違ない。
今考えてみれば、全身の皮膚を金粉であれメリケン粉であれ、塗りたくろうが何をしようが窒息するわけがない。脊椎動物で多少なりとも皮膚呼吸が生存の役に立っているのは両棲類ぐらいまでで、彼らだって陸に上がって全身に金粉を塗られても窒息死はしないだろう。肺呼吸のほうがよっぽど効率的なのだから。
それは人間の場合も厳密に言えば、体表に接した毛細血管では、きわめて微量のガス交換が起こっているとは思う。それは皮膚という器官がそれを可能にさせているのではなく、皮膚があるにもかかわらず、赤血球内のヘモグロビンの作用で起こるといったほうがいい。皮膚は酸素が多量に浸透するような造りになっていない。
中学理科の範囲でもわかりそうなこの事実に対して、映画とはいえ、なんで堂々と殺人手段に使われても疑われないほどの謬見が生じたのであろうか。しかもこの間違いは、007だって信じているのだから、かなりユニバーサルなものといえる。
余談だが、私は昔、いわゆる「暗黒舞踏」の劇団というか舞踊団とちょっと付き合ったことがあり、この連中が東南アジアのツアーにいったときの土産話で、この皮膚呼吸という信念の世界的広まりを確認したことがある。暗黒舞踏というのはご存知のように、ほとんど全裸に近いスタイルで行われる。しかも、全身を白いドーランで塗りたくっているのである。
ある国で、このスタイルが警察の取り締まりにあった。全員逮捕だ、警察署に連行するといわれた彼らは、このメイクを2時間以内に落とさないと全員皮膚呼吸が出来なくなって死んでしまうと嘆願し、警察官が認めたその隙にまんまと逃げおおせたとのこと。東南アジア方面にも、この皮膚呼吸伝説が充分通用する証拠であろう。
皮膚呼吸がここまで一般に信じられている根拠のひとつ、というよりほぼすべてを占める原因となっていると思われるのが、美容関連の製品を売る企業が意識的に振りまいているデマ広告であろう。これも大企業はさすがにはっきりとは言わないが、多少トンデモがかりの「驚異の美容法」とか、「究極の増毛法」などをうたうところがそれを主張するようだ。
とあるそうしたサイトのひとつからひろった文言はこういうものだ。「(一般の化粧品は)毛穴の奥まで入り込み皮膚呼吸を妨げます。皮膚は皮膚呼吸して若さを保っているのです。皮膚呼吸による酸素が送られないと肌はどんどん老化していきます」。もちろん、この後にはわが社の洗顔フォームを買えとか、怪しげな皮膚呼吸促進グッズを買えという宣伝になるわけだ。
皮膚というのは表面に出ている部分は角化した、ということはすでに細胞としては死んだ部分に覆われているわけで、いまさら若さを保とうというのは無駄といえる。一方それらを作る生きた細胞は当然血流によって栄養素も酸素も供給されている。いまさら皮膚呼吸の助けなんぞ受ける必要はない。それは汗腺とか皮脂腺が、化粧品カスとか凝固した脂肪なんかでつまっていればよろしくはないだろうから、適当に清潔にしておいたほうがいいこともあるだろう。でもそれは皮膚呼吸を維持するためにやるわけではない。増毛の場合も同じこと。効く場合もけっこうあるミノキシジル(リアップ)は皮膚呼吸を活発にする薬ではなく、血流を増加させる薬なのである。
人間というものは不思議なもので、合理的とか科学的一本で攻めるものにはなかなか納得しないが、部分的に科学の装いをとっていて、どこかに超越的神秘をかすかに感じさせるような理屈には手もなく屈服させられてしまうのである。この皮膚呼吸説の場合、超越のしるしとは、太古、陸を目指した両棲類たちを突き動かした、進化をつかさどる大いなる力への憧憬であろう。金粉やコールタールを塗られておこる死の恐怖とは、生きとし生きるものの全一性の確認、生命の大いなる連鎖の実感にほかならないといえるだろう。
学術的解説はこちらを参考に。このサイトは褥創処置に対する大胆な提言で医療関係者には有名なのだが、一般的な観点からも実にためになるので、トップからゆっくりご覧になることをお勧めする。私の「誰も入浴してならぬ」で述べたことの数少ない学術的応援のひとつ。
皮膚呼吸についての質問メールを頂いた方には改めて感謝したい。だいぶ前にこのテーマで書き始めていたのを、コロッと忘れていたのである。
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2003/04/02 |
「留守番」の方で書いた、トム・ハンクス主演による黒澤明の「生きる」リメイクのことを考えていて、ふと、ブランコにのって志村喬が「ゴンドラの唄」をくちずさむ、あの有名シーンはどうなるのだろうという疑問にとらわれる。
大体、どんな唄にすべきであろうか。やはりスタンダードナンバーから選ぶのだろうかと、自分の知ってる限りで想像してみるのだけれど、どうも向こうのスタンダードといいうのは粋すぎて、なんか突然タップダンスでも踊り出すようなシーンが頭の中で自動進行してしまうのである。
泥臭く、といったってカントリーでは場違いだしねぇ。ブランコはやめて、街灯にもたれかかってスターダストでもうたわせるのかな。シャボン玉ホリデーだよ、それじゃ。
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2003/04/01 |
月初め恒例のの記事移動は、PCいじりの後片付けのためにしばらく延期。といっても、先月はあんまり保存するような記事がなかった。これはさほど本を読んでいないからだろう。「精神科医が木の芽時に忙しいなんてことはない」と以前書いたような気がすのだが、今年はなぜか例外的に忙しかった。
単極性うつ病としてみていた人が短期間のうちに二人続けて躁転したのも、この歳になってはじめての経験である。そもそも、躁状態の人自体、研修医のころには結構見たような気がするが、そこそこ中堅になっていき、世の中もバブルに向かうころからめっきり見なくなっていたのだ。あの時代は世界中が躁状態みたいなものだったので、並みの躁ぐらいでは誰も注目しなかったのかもしれないな。
今みたいに閉塞状況だから目立つということなのか、実際に増えているのかは判断しがたい。業界雑誌などでは(ただし英語圏のウェブ版)躁うつ病の特集がよく組まれているのをみるので、その傾向はあるのかもしれない。日本の場合、専門医でも単極性うつ病と躁うつ病の区別を全然つけない(つかない?)人がいて、高齢者の退行期うつ病を「躁うつ病」と診断し、躁状態など示したこともないのに抗躁剤を投与していたりするのは時々見る。もしかしたら地域や時代によっては、突然の躁転という事態がしょっちゅう起こるので、そういうやり方が正しい対応とされているのかもしれない。ある種の「文化結合症候群」をみているのかも。
分裂病の方は軽症化しているというのはよくいわれるし、実際古典的に派手な症状で初発する人はまず見なくなった。そのかわり境界例と呼ばれる、まことに対応が難しいとされるケースが増えたといわれるのだが、実のところをいうと、私はこの境界例なる症例で苦労した経験がない。というより、そんな人を見たことがないのだ。もちろん境界例と診断されている人は結構みるし、そういう人の治療を受け継ぐこともある。でもそういう人は、私の目の前では単なる抑うつ神経症だったり、特殊な分裂病ケースだったりで、境界例というヌエみたいな分類に押し込める必要を感じることはまずない。
確かに治療関係にトラブルをやたらに持ち込むタイプの人はいる。医療への幻想的な依存と、現実的な経験からの反発がないまぜになった人々であるといえようか。治療者が古典的なパターナリズムの持ち主で、それを今様にソフト化して、「患者様のニーズをくみ取って、医療の新しい未来像を求めていきましょう」などというような世迷い事を信じているようなタイプである場合、この種の人々との泥沼抗争が続き、医療者側の憤懣は、相手に「境界例」というレッテルを張ることでしか癒されないようである。
こういうことに関しては単なる所感ではなく、もうすこし緻密な分析が必要だとおもうが、それでも「境界例なんてホントに存在するのか?」という私の疑いはかなり確信的なものである。大雑把にいえば、相手を子ども扱いせずに、自己責任を守ってもらえば自然に消えていく疾患単位ではないかと本当に思っているのである。